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虐待の裏に潜むモノ、、?

(園外保育。10数人の幼児。3人の保母さん。)

ワールドカップサッカー。「気高い男たち」の戦いが終わった。

一方、政治の世界。「国民を守ると約束しておきながら、困難と闘うどころか、自身の保身に右往左往する、見苦しい男たち」、、。

まさに天と地。

同じ人間でありながら、何故、こんなにも両極端に分かれ、生きて行かなけらばならないのだろう、、?

道を踏み外す前に、誰か「そんげなコツをしたらいかん」といさめ、「正しい道へ救いの手を差し伸べられ」なったのだろうか、、?

保育園と障がい者施設でたて続けて起こった虐待事件。

「利用者の心と体をケアする施設なのに、利用者を傷つけるとは、、。悲しいことだ、、。」

その背景。果たして、職員の資質、園の管理運営だけの問題なのだろうか、、?

Ifにも思い当たることがある。

県立社会福祉施設で3年間、過酷な現場実態を見てきた。

施設の職員のほとんどは、まじめで優しく、日夜を問わず、献身的に、利用者の処遇に従事している。

「利用者の処遇=本来、自身や家庭で行う日常生活なのだが、かなわず、施設が援助していること」。この仕事は「際限がなく、これで終わりという区切り」はない。

例えば、日常の食事、トイレ、入浴、野外活動、就寝の全てに加え、夜間のトラブル、緊急の病気にも対応しなければならず、一瞬たりとも気が抜けない。利用者からの暴言、暴力にもじっと耐えなければならない。

これらは高齢者施設、児童施設にも共通しているが、特に障がい者施設はより深刻である。いつ起こるか分からないパニック。利用者同士の衝突で危害が及ぶこともあり、その責任は管理者だけでなく、担当者も負わなければならない。

職員のストレスは計り知れないのである。

「福祉施設で職員が利用者を虐待する行為」は言語道断。あってはならないのは当然だが、

見逃してはいけないのは、「虐待の裏に潜むモノ、、。」の解明。

一番の問題は「必要な処遇に対して、対応する職員の数が圧倒的に少ない」ことである。

この機会に、国・県・市町村の福祉担当部局は、次のことを点検、検証し、必要な改善策を講じてもらいたい。

1 事件の背景に、職員の過重労働があるのではないか?

2 職員の増員、給与、時間外手当など職場環境の改善要求に管理者は適切に対応していたのか?

3 国や県や市は、現場を訪れ、過酷な実態を把握し、必要な改善措置を講じていたのか?

今回起こった保育園の虐待について「? これはおかしい。こらいかん!」と思った。

市長が「直ちに園長を刑事告発」したこと。

この保育園は公立。市側は虐待の通報を3か月も放置していたとの報道。

先ずは「虐待に至った職場の実態把握=労働環境を含め、職員の聞き取り調査」だと思う。

「福祉現場の負担軽減のため、職員を増員する予算を拡充すべき」ではないのか?

老々介護、ヤングケアラーも大きな社会問題になっている。

防衛も大事だが、より大切なのは「人間としての最低限の生き方の保障」ではないのか?

優先すべきは何か?

正しい税金の使い道は何か?

国債や増税に委ねるのではなく、「実効性の少ない事業はカットするなど、思い切った改革」が必要ではないのか?

それらを議論し、国民に納得できる説明をし、方向を決めるのが国会議員の責務。

その積み上げが114兆円であらねばならないのである。

分かっちょりゃっとかな、、?

刑務所、警察の留置場の事件。医療刑務官の配置、医療的ケアの整備が必要!

障がい者グループホームの不妊処置。これは難しい問題。

マスコミも不和雷同では国民が惑う。

現場実態をしっかり取材・検証し、「事件の背景に潜むモノを究明し、問題提起する報道」を望む!

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