出会いを大切にし、誠意を込めてお付き合いしていると、こんなこともあるんですね、、。
昨日、東京のKさんから、思いがけない嬉しい電話を頂いた。
この方は若い時に目を患い、全盲に。
絶望のどん底の時、ブラインド囲碁(目の不自由な人の囲碁)に出合い、以来、全国の盲学校や視覚障がい者団体などを訪問、その普及活動に奔走されておられる。
初めてお会いしたのは5年前?。宮日N記者が案内され碁会所で。
全盲の方が、私を真正面に見据え、「目の見えない人にも囲碁の楽しさ、面白さを教えてあげたい。」と熱っぽく語りかけられた。
私は、その迫力に圧倒され、背筋を伸ばし、Kさんの目をしっかり見て、真剣に話をお聴きし、「出来る事はなんでもお手伝いさせていただきます」と応えた。その時の「新鮮な感動・心の高まり」は今でも鮮明に覚えている。
宮崎の囲碁を支える若者たちもKさんに共感、彼らの協力で、碁会所でブラインド囲碁大会を催し、細やかながら、PRのお手伝いをさせてもらった。
その夜は懇親の場を設け、2次会のカラオケも気軽に応じられ、楽しんでいただいた。
電話は要約すると次の通り。
「コロナ禍で東京の碁会所はほどんど閉鎖に追い込まれているが宮崎はいかがですか?との気遣いに始まり、昨日、金沢の視覚障がい者サポートセンターに行ったら、Ifさんの次男のお嫁さんに声を掛けられ、ビックリしました。本当に嬉しかったです。」
宮崎の国文祭・芸文祭では「予算がないとの理由で」、残念ながら採択されなかったが、来年の石川県ではブラインド囲碁大会も開催の運びになり、その打ち合わせとPRのための訪問だったらしい。
因みに嫁は外国語大学卒業後、視覚障がい者の援助に進路変更という「楽に流される現代とは、真逆の生き方」。専門学校で資格取得し、今、金沢で働いている。
「宮崎で開催したブラインド囲碁大会の事」。彼女は覚えていて、Kさんに声を掛けてくれたのだろう、、。
「人と人のささやかな心遣い」がこんな形に、、。
旅先で見知らぬ女性から声を掛けられ、それが私の嫁を分かり、Kさんもさぞ驚き、そして嬉しく思われ、そのことを私に電話され、Kさんの喜びの声を聴いた私、そのことを私から伝えられた妻も心温まったことだろう、、。
「人と人のささやかな心遣いがこんな形に、、。」
早速、そのことを嫁にメールすると「Kさんに会った瞬間、あ!あの人と直感。ここで声を掛けねばと思い切って、声を掛けました」との返信。
来年のブラインド囲碁大会には孫も連れていくとのこと。
孫も新たな経験を積み、また一つ成長してくれることだろう、、!(*^^*)
話は変わるが「虐待の裏に潜むモノ、、。」の投稿。福祉施設で一緒に働いた二人の職員から、温かいメールをもらった。
人と人の誠意・善意は、どんなにささやかでも消えず、つながっていくものですね、、!
【今日は畑。人参の追肥と草取り。仲間たちと楽しんできます。(*^^*)】
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