県図書館で「戦後80年特別展」が開かれている。
戦後生まれ、戦争を知らない私。
父から戦争の話を聴いたことがない。
母も一度だけ。小さい頃、裏山のほら穴(防空壕)を見つけ、何?と思い、中に入って遊ぼうとした時。
「ここに入ったらいかん。空襲の時逃げ込み、命がつながった怖い場所だから」と叱られた。
義父。護国神社参拝の時、石碑の地図を指し、「ここ(中国)かい、ここ(タイ)まじ歩いたっどー、、。」絞り出すように語った。
何故?日本は戦争したのだろう、、?
「お国の為と戦地で散った」若者、「永遠の別れを覚悟し見送った」両親や恋人、、。
大空襲、沖縄決戦、原爆投下、、。
戦争教育。事実と反省、、。
小学校の記憶全くない。
中学校の授業。先生から教えられた事。古老の体験談を聴いた事もなく、映画鑑賞があったぐらい、、。
高校、大学。友達と戦争をテーマに議論した事もない。
県庁。政治やイデオロギー、特に戦争の話などはタブーだった、、。
家庭。結婚、子育て、日常に追われ、妻とも子供たちとも、戦争について語る気持ちの余裕などなかった。
即ち「国を守るとは?」、「戦争とは?」、「日本が犯した罪と反省とは?」、「中国、韓国、北朝鮮など東南アジア諸国、アメリカ、イギリス、ロシア、ドイツ、イタリアの関係などなど、、。」
歴史教科書に取り上げられた史実しか知らないし、それすら、ほとんど忘れかけている、、。
79にもなって、一人の日本人として、これでいいのだろうか、、?
「戦争は絶対やったらいかん!」
「核兵器は人類を滅ぼす!」
世界唯一の被爆国。広島、長崎、沖縄、特攻隊員の悲痛な叫び、、。
その事をどうやって、語り継いでいけばいいのでしょうか、、?
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