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必殺※後始末人20 SNA(3)禁じ手?

「やりたくはねけんどん、テニャワン。」

SNAに対する金融支援要請。無理筋であることは重々承知の上。

企画のK次長(高校の同級生)を伴って、各銀行役員にお願いに廻った。

当然ながら「県の立場は分かりますが、シーガイヤの債権整理が片付かない段階では大変厳しい。」との返事ばかり。

金融支援の厳しさを肌で感じたK次長。「商工にノサンコツをさせてすまんの」と。

「お前が謝らんでいい。俺はお前がおらんかったらコンゲナコツはせん」と返した。

主な銀行を一回りして、M銀行には一人でアタック(ハードネゴ)。

押し問答。解決の糸口は見つからなかった。

そうこうする内に「SNAの資金繰りはひっ迫」。

「ウーン。金融支援の糸口が見つかるまで”禁じ手”で凌ぐしかないか、、。」

当時、飛行機の機体にラッピングして広告宣伝する手法が流行っていた。

「宮崎観光の宣伝。。SNAの機体にラッピングして、広告費を出す”悪知恵”。」

「公務員が企てるのは危険=下手すると首が飛ぶ」。

「企画にやらせたかったが、観光を担当する商工でやるしかない。」

「年度途中。そんなギラツク予算を議会が認める筈がない。」

「止むをえない。リゾート基金を使うしかない。観光浮揚の支出。基金の目的には合致する。」

「しかし、リゾート基金はシーガイヤ問題で係争中という”時限爆弾”を抱えていた。」

「担当職員を呼んで、事情を説明。ラッピング広告のやり方、経費と広告費の概算を至急調べてもらった。」

「広告費の水増しは厳禁。後で担当にも責任が及ぶこと等は絶対避けなければならない。」

担当から「十分とは言えないまでも、1年間広告すれば、それなりの広告費が適正に支出できる」との報告。部長と協議、了解。企画とも協議。「問題になったら共同責任」との了承も得た、

「リゾート基金を支出し、当面を乗り切る。一か八かやるしかない」。Tさんに告げると”荒業”に驚いていた。

いずれ分かる事。先手で記者室に流した。

マスコミもテレビや新聞で好意的に報道してくれた。

「急場はギリギリ凌いだ。」のだが、、?

明日に続く。

【自民党大ピンチ。裏金議員処分。K首相一か八かの賭け。さて、凌げるか?】

【今度は静岡県知事「差別発言」。もう、いい加減にしてくれ!】

 

 

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