航空事業は大変。運転資金が桁外れ。ラッピング広告など焼け石に水。
SNAの乗客(搭乗率)は伸び悩み、採算ラインには程遠かった。
収入を増やすには乗客数を増やす以外になく、「路線を拡大する」しかなかった。
これは企画が国に要望したが「空港ごとに路線枠は決められ、航空各社は獲得に凌ぎをを削っており、後発の宮崎が入りこむ余地などない。」
それなら新規路線開拓と熊本県、北九州市、沖縄県にも足を運び、働きかけたが不発。
SNAのある幹部。ワラをも掴む思いで「九州経済のドンに協力要請する」ことになった。
再び「禁じ手?」
私の名刺7枚に判を押し、「県も応援している証拠。いざと言う時使ってください。」と渡した。
結果はゼロ回答。次長の肩書など「へのツッパリにもならんかった!」
SNAの緊迫した状況。随時、御前会議を開催。M知事、S副知事に報告。
ある日、会議の冒頭、企画の某課長が「M知事に向かって、ふぐ談義」を始めた。
流石に頭にきて「商工が死に物狂いで金集めしている時、そんげな話は会議が終わってからして下さい」と制止。その場が一瞬凍り付いた。
会議が終わり部屋に帰ると電話。「知事も悪かったと言われてます。堪えてください。」M秘書課長からだった。
事態は更に緊迫。ただならぬ様子でTさんが部屋に飛び込んで来た。
「使用している飛行機が古くなり更新が必要だそうです。新品は無理なので中古を探したら、イスラエル航空にあるそうですが、40億円だそうです。」
「何て! 40億円! そんげな金どこんあっと!」卒倒しそうになった。
「こらいかん!もうアウト!」
県の支援は限界。覚悟を決めた!
明日に続く。
【今夜飲み会。楽しみ! 風邪や用事で不参加の人、ゴメンね!】
コメント