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A議員最後の質問を傍聴

(県庁噴水前に設置された、来春開催のG7農相会議のカウントダウンボード。)

A県議会議員。今期でご勇退とのこと。

この方は「贋(にせ)、ウワベだけのセンセイ」ではなく、「真(しん)、本物の政治家」だった。

エコクリーン。平成17年度問題に関して、「先ず、当時の役職員の話を聴くべきだった」と知事や部長に質問していただいたのはA議員一人。勇気をもらい、本当にありがたかった、、!

そんなこともあって、昨日、美女ら4人で「最後の質問を傍聴」させてもらった。

傍聴者控室、赤ちゃんを抱いた若夫婦と母親らしきご家族がおられた。

「A議員のご家族では?」とIさんが耳打ち。

「なるほど、、。ご家族で最後の姿をご見学、、。そうかも、、。」議場に向かう通路で、「失礼ですが、Aさんですか?」と尋ねた。

「Aの家内でございます。」深々と頭を下げられた。

「エコクリーン問題で大変お世話をおかけした者です。ご勇退とお聞きし、傍聴に参りました。」奥様にお会いし、直接お礼を言えただけでも、来た甲斐があった。

A議員は人財育成、災害防災対策、知事の真贋=現場主義など10項目の柱から質問。静かな口調ではあったが、言葉の一つ一つに宮崎の現状と発展を願う想いが伝わった。中でも、知事の真贋=現場主義には、現状を憂う気持ちがこもり、迫力があり、知事や幹部も緊張の面持ちであることが、傍聴席からもはっきり見て取れた。

知事や関係部長の答弁。丁寧ではあったが淡々としたもので、熱い想いは感じられなかった。

最後に「県職員へエール」を送られ、約1時間が終わった。

傍聴者アンケート。「模範解答のような知事答弁。その姿勢と中身に釈然とせず、二つの事」を書き提出した。

一つは人財育成について。「あらゆる研修や国等の派遣を例に挙げられ、プロの職員育成を心掛けている。」とのご立派なご見解に対して。

「子は親の背中を見て育つ」と申します。

「職員は知事や幹部職員の常日頃の行動や言動を見て育つものです。」

二つは知事の真贋=現場主義について。「私は就任した1年目から徹底した現場主義を目指し、あらゆる機会をとらえ、県内各地を訪れ、県民の皆様の声を聴き、可能な限り県政に反映するよう努めて参りました。」と100点満点の自己評価に対して。

「エコクリーン問題について、知事は、何故、県から公社に派遣した平成17年度役職員の話を聴こうとされなかったのですか?」

知事の真贋(本当か嘘か)を問う、この二つ。知事には届かないだろう、、。

だが、この二つを反論。「胸のつかえを吐き出す」ことが出来たのは「昨日という日があったから、、。」

「A議員。長い間、弱い立場の県民の声を取り上げられ、県政に反映させる努力をしていただきました。そのひたむきさ、誠実さ、謙虚さ。政治家が本来あるべき姿ではありますが、それらを失うばかりか、信じがたい言動や行動が繰り返される中にあって、貴方様の政治姿勢には感服しました。県民の一人として、心からお礼を申し上げます!本当にご苦労様でした!」

「奥様もお疲れ様でしたネ!」

 

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