(昨日のつづき)
国体の根本的な問題は、次の五つ。
要は、『国体は、誰の為に、何の為に行い、多額の税金を使うのか? 止めたら、誰が困り、どんな問題があるのか?』ということです。
1 選手、指導者、競技団体の負担のうえに、国体が行われている現状は、国体本来の趣旨からはずれているのではないか?
2 国体とは別に、各種の競技スポーツ大会が開催され、規模も大きくなった今、国体は、参加する選手や指導者にとって、喜ばれるどころか、逆に現場を苦しめているのではないか?
3 国体関係者は現場の苦悩に配慮せず、『県の代表だから、現場の負担は当然だ』と考えているのではないか?
4 どうしても納得できないのは、現場の人たちが県代表として強い思いを抱き、心身の負担に耐えて活躍することを願っているのに、『国体は各県の戦いの場と化し、主催する国や県と現場の気持ちの間に、大きなギャップ(=溝、ずれ、違和感)が生じたまま改善されず続けられていること』です。
5 最後に、現場の期待からはずれ、国民の関心も薄い国体であるのに、『誰も異を唱えず(=問題だと分かっていても、国や県に声を上げられない)、多額の税金がつぎ込まれていること』です。
前にも述べましたが、競技スポーツは、勝利するために厳しい練習を重ね、スポーツマンシップで真剣に競い合うことに価値があります。
しかし、今の国体は、『県同士の得点争いが主眼(県関係者は、順位を上げることに関心)となり、選手と指導者は、競技を競うのではなく、得点争いに参加している』のが本当の姿です。
そこで、現場の負担を減らし、競技スポーツの精神を取り戻すための提案をします。
簡単です。『国体を廃止すればいい』のです。(誰も困りません。)
それができないなら、各県対抗方式をやめて、高校総体などの成績で国体出場を決めることです。
関係者は、現場の問題を検証し、議論し、考え、見直しに取り組まれることを願っています。
【後記。アー、テゲ、ナンギした。】
10月8日、Ifさん、Oさん、Mさんと「日本の芸能」を堪能しました。
刈り干し切り唄の余韻にひたりながら
ニシタチの復活を願って
木挽きを飲みました。
銀杏と焼酎をかみしめつ もって天下の秋を知る
はっくしょん。ウー 寒っ。
今宵 木挽きで 温まろかよー♪
写真は、この季節に欠かせない一品です。
Oさんから頂いた銀杏。AさんとSさんから頂いた青みかんをしぼった焼酎ロック。
そして 達人たちの戦いの軌跡。
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