当時(2002年)、バブル崩壊の後遺症。大型倒産が相次ぎ、産業再生機構(国が出資)が支援に乗り出すケースが相次いだ。
幸いと言うのか?「シーガイヤを引き継いだR社の幹部(N氏)が産業再生機構にヘッドハンティング」。活躍されていた。
「イスラエルの飛行機を買う話」。航空事業資金の莫大さが分かり、SNAを地元銀行で支え再生させるのは無理だと思った。
N氏に電話し「SNAの事情を聴いて欲しいと頼み」、Tさんに出張してもらった。
「地元の支援があれば検討する」と前向きな感触。
「地元銀行支援の”糸口”。」かすかな光が射した。
そこにMT銀行のH専務が「ビッグニュース」を持って来た。
「国が地方企業の再生支援に乗り出すそうです。」
リレーションシップバンキング。「地元自治体と銀行が出資してファンドを作り、支援が必要な企業に投資し再生させる制度。要請があれば産業再生機構も支援する」と言う。
「願ったり叶ったり。正にSNA支援のために出来たような構想」。
「これで行きましょう!」天の助けだと思った!
直ぐ、経済産業省のNさん(前任の商工次長)に電話。「SNA再生にリレーションバンキングを使いたい。職員を行かせるのでポイントを教えてください。」頼むと「いいですね!」と即答。
エース職員を出向かせ、Nさんの指導を受け、2~3日で完璧な政策案が出来上がった。
「宮崎県中小企業等支援ファンド事業」。「県と地元銀行が出資し、SNAだけでなく、経営不振に陥った県内中小企業も再生させる」というスキーム。
その案を持って、再び銀行を廻った。
「県がそこまでやるなら」と各銀行は同意してくれたが、一銀行だけは頑なに反対。
「○○」で何とか合意。「完全な禁じ手」。これは秘密。(>_<)
議会もスっタモンダあったが承認。
県内の主要企業も協力。「SNA支援県民の会」を立ち上げてもらった。
”オール宮崎”を産業再生機構も評価。具体的検討に乗り出した。
ファンド設立は宮崎県が全国初。国会でK首相から「画期的な先進事例」と、お褒めの言葉を頂いた。
「めでたしめでたし」と言いたいところだが、、?
続きは明日。
【H専務、次回飲み会に参加。また、いい人と繋がりますよ。( ^)o(^ )】
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