楠「YZさんは、国体の意義や役割をどの様に考えてますか?」
YZ「詳細な経緯は知りませんが、スポーツを通じ戦後復興を果たす目的で始まった国体。戦後76年を経過した今、その意義や役割が、現在の社会情勢、多様化したスポーツの視点から考えるとどうなのか?76年前の開催要項が通用し、その要項のままで、国体を開催する必要があるのか?を考えてみました。
1 スポーツを普及する国体の役割は終わった。
戦後の混乱期に川南の田舎で育った私たちは、学校が終わると、農作業の手伝いの間に、相撲やソフトボール、チャンバラ、プロレスごっこに明け暮れていました。
スポーツは最高の娯楽であり、自然と一体となって私たちを伸び伸びと育ててくれました。
あの時代、国体で、スポーツの普及を図ることは、意義があったと考えています。
また、私が、スポーツの役割や国体のことを考え始めたのは、1979年「日本のふるさと宮崎国体」に関わってからです。第1回の宮崎国体が、本県スポーツの普及や本県の発展に貢献したことは、間違いないと思います。
しかし、今、広く国民の間にスポーツが普及し、多くの人たちが、自主的に多様なスポーツを気軽に楽しむことができる様になり、国体でスポーツを普及する時代は終わりました。
2 それぞれの競技団体が独自の大会を主催できる体制が整い、国体の意義が薄れてきた。
過去、単独の競技団体だけでは自前の全国大会を開催することが出来なかった時代には、全国規模で行われる国体は、競技の普及・振興に貢献しました。
しかし、現在、多くの競技団体は体制や資金面も強化され、自前で全国大会を開催できるようになりました。
そして、各競技のプレイヤーは、国体より、全国高校大会や競技団体主催の全国選手権大会で活躍することを願っており、そういう意味からも国体の意義は薄れれいます。
3 国体開催には、競技場整備や大会費用など多額の税金が必要ですが、借金財政の中、税金投入の是非。
過去、各県は、国体開催を前提に多額の税金を投入して、道路や競技施設を建設、整備し、国民の生活環境や競技環境の向上に貢献しました。そのお陰もあって、現在、全国各都道府県、各市町村には、立派な競技場が整備されています。
国体を開催する為に、これ以上、競技施設を整備する必要はなく、新たな競技施設の建設整備は、税金の無駄遣いではないでしょうか?
以上のことから、国体は大きな目的を達成し、その使命は終えたと考えています。
その上に立って、人口減少や社会経済情勢の変化、学校教育と部活動など諸状況の変化を踏まえ、国体の意義、役割、在り方を根本的に見直すべき時期だと考えています。いつまでも、過去の価値観にとらわれず、これからの時代を見据えた新しい国体の在り方を探るべきではないでしょうか?」
楠「国体を開催するのは、スポーツ基本法に定められているから当たり前だと思っていました。
国体開催の意義を、みんなで考え、議論せんといかんですね。」
【ジシュクに疲れ 夢は ニシタチをかけめぐる】
ん。どこかで聞いたような、、、。やかましい。わかっちょるが。
がんばれニシタチ。コロナ退散。
【ところで、ケンちゃん、ドンゲしちょっと? ハヨ、イキテー!】
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