『結束=人と人が繋がる』のは、簡単ではない。
『心を一つに』『一丸となって』。『リーダーの情熱=本気度』がなければ、逆に 心は離れる。
20数年前、県立福祉施設(12施設、職員400人、利用者1000人)の本部事務局長の時。
社会保障制度の大改正があり、各施設ではサービスや運営の大改革が求められていた。
しかし、本部と各施設の意識のズレは大きく『結束』が喫緊の課題だった。
① O理事長の改革への情熱は凄まじく、元組合副委員長を本部課長に抜擢。
「私とコンビで思う存分やってくれ。責任はとる。」と全てを任せて頂いた。
② 私と彼は、毎日、作戦を議論したが、妙案は無かった。
③ 通常であれば、園長会議で本部の方針を示せば済むのだが、この案件は
『私が全施設を廻り、職員に直接訴える。それでも、だめなら仕方がない。』と、覚悟を決めた。
④ この決意を組合に話すと、『正面突破作戦』に驚いていたが、本気度は伝わった。
⑤ 最初に選んだのは、組合のボスがいる施設。仕事を理由に 数人しか参加せず、発言は無し。
予想を超えた険悪なスタート…。
⑥ 終了後 居室、ふろ場、調理場、洗濯場、トイレにも立ち寄り、参加しなかった職員に声を掛け、これ
を全施設で心がけた。
⑦ 三番目の施設を訪問したころから、徐々に参加が増え、少しずつ意見も出始め、『私と職員の距離が近
づいた=心と心が繋がり始めた』と感じた。
⑧ そこで、話し合いプラス懇親会(もちろん割り勘)を企画、これが大成功。
1次会では終わらず、カラオケに誘われた時、嬉しかったこと…。
⑨ 噂は、瞬く間に広がり、『内も して下さい』との声、結局 全施設で実現。
⑩ 『職員が自主的に改革を議論する場』も設置され、具体的な案も出始めた。
⑪ 『人と人が繋がるとは=問題意識や価値観を共有すること』。
『トップ自ら 現場に飛び込み 職員に本気度が伝わって 初めて 人と人は繋がっていく。』
続きは明日 ”栄養士不要論”。
【緊急検索。日本の水源地が危ない!】
図書館で、ふと手にした本。
これが本当なら、国会議員は 全員クビ!
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