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捨て石

囲碁。人間が作り出した「最高に面白いゲーム」だと思う。

碁盤の上で「白石と黒石が繰り広げる生死を賭けた戦いは壮絶」。「自分の人生そのもの=欲が出過ぎても、守りだけでも自滅=攻めと守りのバランスが大事」。それが難しく、終局後は反省ばかり、、。(>_<)

囲碁用語に「捨て石」という言葉がある。

劣勢な局面を打開するために、「盤上の石を敢えて、犠牲にし、他の石を有効に働かせる戦法」のこと。強い人ほど捨て石が上手い。

野球ではバント。城の石垣。人間に例えれば、縁の下の力持ち。

具体的に言えば、猛火の中に飛び込み、人命救助に当たる消防士。

自国を守るために最前線で戦うウクライナ兵士、、。

陰で社会を支えてくれている人たち。医療や介護、福祉。ごみ処理。道路や橋の工事。

鉄道、トラック、船などの現場で働く人たち、、。

ごみ処理のパニックを防いだ私たちも、そうだった、、。

話は飛ぶが、4月の統一地方選挙、春闘を前に、政府、経済団体、労働団体がこぞって「賃上げ、賃上げ」と声を上げ始めた。

物価高に加え、円安、賃金の低さに外国人労働者からも日本は敬遠され、労働者不足が深刻な状況を迎えている。

大手企業は潤沢な資金力にモノを言わせ、「物価上昇を上回る数パーセント賃上げは最低ライン」と威勢がいいが、、。

宮崎のような地方の零細企業や小規模の介護や福祉事業所で、果たして、賃上げできる経営環境にあるのか?が疑問、、。

労働者の奪い合いとなり、結局「賃金の高い都会へと人が流れ、地方はさらに疲弊するのでは、、?」と心配である、、。

「捨て石」となり、「今の日本の社会・経済の深刻な現状を打開し、浮揚させる」、「有能な人財」、「有効な施策」の登場が待ち望まれるが、、。

ご高齢なのに「いつまでも地位と権力が捨てきれず、後進に道を譲れれないセンセイ方には、”捨て石の発想”は、所詮無理な注文か、、?」

【本日、宮崎アマ本因坊戦宮崎市予選。さて、上手く捨て石が出来るかな?】

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