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足らざるを知る。その3

「足らざるを知る」。

この教えは「個々の人間としての生き方」と共に、「人間の集合体である”組織の在り方”」にも通用する。

最近、政治の信頼失墜、行政の不祥事だけでなく、大企業、それも組織ぐるみの不正の多さに、「日本の屋台骨となる哲学とか正義とかが失われているのでは?」と、将来を案じているのは、私だけではないだろう、、?

政治が国民の信頼を失ったのは何故か?

知事や市長村長に限らず、公務員の不祥事が絶えないのは何故か?

社長や社員が不正を繰り返すのは何故か?

それは「人間は過ちを犯す生きモノ」だから。

即ち「どんな立派な人間でも何かが足りない」のである。

従って、組織のトップは「その基本的認識に立って」、

「私も間違いや、足りない所はいっぱいある。」

「私の間違いに気づいたら、遠慮なく進言してほしい。」

「上司や同僚の間違いも指摘し合い、足りない所はみんなで補っていこう。」

「自由に何でも言える、そんな風通しのいい組織にしていきましょう!」

と、常に呼び掛け、組織の自浄能力を高める事が大事である。

「足らざるを知る」、「足りてる人を認め、見習う」。

その二つを目標に掲げ、実践する組織は「自然に活気が生まれ、人材が育ち、生き残る!」

これ、「玄さんから学んだこと」である。

 

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