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アバウトの成果2 穴は小さい内に直さんと。

(幸せの黄色い花。市民の森みそぎ池。記事とは関係ありません。)

【政治資金規正法改正、成立。】

政治家も人間。「”抜ける”ことはある」と思う。

が、「”穴”は小さい内に直さんと、、。」

「見逃して、”穴”が多くなり、太くなり、どうにもこうにもならなくなった」ようだ。

キックバック、派閥解散、関係した議員の処分の不公平、会計責任者へ責任転嫁、政党の駆け引き、etc。

「”政治の裏”を、いやと言う程見せられた国民」。さすがにウンザリ。

ただ、悪い事だけではない。

次の衆議院選挙。「”底”が抜ける」かも、、?

【”お上”に文句。”穴”を直した。】

もう、50年も前の話。

「全体の奉仕者とは?自問自答」。まだ、”純で熱つ”かった。

中小企業支援の無利子貸付を担当。

国の制度。対象となる設備機器は取扱要領で細かく定めてある。

県北の水産加工会社から「冷風乾燥機購入」の申請があった。

小魚(イワシなど)の干物に使用するらしい。

取扱要領を調べると「温風乾燥機」は対象になっているが、「冷風乾燥機」はなかった。

「?何で?温風は〇で、冷風は×? 自分でも理解できなかったが」、

取り急ぎ「申請者に電話し、対象外であることを説明し、お詫びした。」

普通の職員はそれで一件落着だろうが、俺の心はタギッタ!

「”お上”の権威=どんな存在か?」何も知らなかった(青い)から、出来た事、、。

何の面識もない中小企業庁の担当に電話し「水産加工会社からの要望です。魚の種類によっては、温風乾燥機より冷風乾燥機の方が美味しく乾燥できるそうです。冷風乾燥機も対象に加えて頂きたい」とお願いした。

担当者は理解し「主旨を書いた要望書を提出して下さい」と、親切にやり方を教えてくれた。

早速、要望書を提出すると、翌年、「冷風乾燥機」は対象に追加された。

「一流大学を出で霞が関。誰もが羨む超エリートが”こんな抜け穴”があるのを見逃すのか?」

「それなら、俺が”穴”を埋めてやる。」

「中小企業者が同じような不利益を被るのを防ぐため、県単独の制度創設を新規事業で要求」。認められた。

「中小企業特別貸与制度」。国の対象外となっている設備であっても「知事が特別に認めれば県が補助する制度」。全国からも注目された。

「田舎の小役人のアバウトな発想」。

「お上に文句」を言い、「エリートが見逃した穴」を直してやった。

水産加工会社を含め、多くの中小事業者が救われた。!(^^)!

要は「ヒラメキと度胸」。

「ダメ元でやるか?やらんか?」

「”抜け穴”を見つけたら、小さい内に直すこと。」

「県庁全体がそんな雰囲気になれば、大いに活気づく」のだが、、。

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