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もっちゃん⑥ 夏は蝉でしょう。

宮崎もエレコツになりました。コンゲナ時キャ、『自分を見失なわんゴツ、慌つっとデジ』です。

今日は、ちっとクールダウンして下さい。

コロナ禍、お盆の風景、様相まですっかり変わった。

恒例の親族行事は、もちろんなし。

日南に墓参りだけは済まし、宮崎に早々と引き揚げ。

終戦記念日の全国戦没者追悼式に合わせ、黙とう。

 

折から断続的な雨の中、ふと耳を澄ます。

近所からあの懐かしいツクツクボウシの鳴き声。今年の初鳴き。

文字で書くと、「ジー」、「ジワジワジワジワ」(イントロ)

「ヨォーシ(合図)、ツクツクボーシ、ツクツクボーシ(サビ)」(サビを10回繰り返し)

「フィーヨ、フィーヨ、フィーヨ(エンディング)」

(演歌が似合う。北島三郎「与作」の「ヘイヘイホー、トントントン、ホーホー」のようにリズミカル?)

この鳴き声を聞くと、「今年の夏もいよいよ終わり、そろそろ秋!」の感じ。

76年前の終戦の日。聞こえていたのは、どの蝉の鳴き声か?

「ジージー、ジリジリジリジリ」(アブラゼミ)

「シャワシャワ、シャワシャワ、ワシワシワシワシ」(クマゼミ)

「ミーンミンミン、ミンミー」(ミンミンゼミ)

やはり、アブラゼミだったろう。

蝉の合唱、暑い夏が更に暑苦しい。

ただ、今年は異変。この長雨で、やや静かな気配。

個人的に好きなのは、「寒蝉(かんせん)、いわゆるヒグラシ」が秀逸。

暗い山の中、山あいのキャンプ場。朝早くまだ暗いうちか、夕暮れどき。

「カナカナカナ」と涼やかな声。鈴を振るような澄んだ声で夏の終わりを告げる。

ほかの蝉とは全然違う。「オレがオレが(ワシワシワシ)」など自己主張はない。

ヒグラシだけは自然のタクトに合わせ、木々をそよぐ風のリズムに乗って合唱。

非常に繊細。心が洗われる。

しみじみと物悲しく、日本人の情緒にピッタリ。

木々の高所に隠れて、姿は一度も見かけたことがない、、、。

【クールダウン。「蝉」~「与作」~「終戦」~「かんせん(初耳)=オチが日本人の情緒」の展開。

お見事!!】

八方ふさがりの時、この冷静さと発想の豊かさ。何度救われたことか、、、。

キャンプ、いいなー。せせらぎ、鳥のさえずり、木漏れ日、ゆらぎ、夕日、キャンプファイヤー、、、。

来年10JOYC、10年目。みんなで行きましょう!

【If? 皆さんが、親、校長、知事なら、宮崎商業ナインに、どんな言葉を掛けますか?】

「言葉が見つかりません。」校長のコメント。確かに、その通りです。

『が、こんな時こそ、”伝えなくてはいけない大事な言葉”がある。』と思います。

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