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神話の里での出来事

『新入りは、次の異動は出先で修業』というのが県庁のルール。

10月頃、異動調書に、希望地域や業務を書き、押印し、人事課に提出しなければならない。

書き方が分からず「希望地や業務の欄、何て書けばいいんですか?」上司に尋ねた。

「適当に書いちょけばいっちゃが。どうせ希望通りにゃならせんとじゃかい。」とのご指導。

『何も考えず、一番遠い高千穂。業務は、何でもいい』と出したら、西臼杵支庁の内示。

38年で希望が叶ったのは、この1回だけ。(にが笑)

最初は、この事。

高千穂は父の最後の勤務地(この地で公職追放され、故郷で農業)。

支庁長室に掛けられていた歴代所長の名札。名を見付けた時、無念さが込み上げてきた。

二つ目。あの想いは、当時、流行った”唄”に託す、、、。

『真夏の出来事(平山みき)』

「彼の車に乗って、、、(略) 悲しい出来事が起こらないように、、、(略)

恋の終わりを知っていたー♪♬♪ 、、、good bye」

三つ目。職場は経済課(農業経済担当)、歓迎会で『信じられないこと』があった。

ある上司に盃を持って行くと、「Ifさんは3年辛抱すれば、また本庁(県本館)に帰れるから、いいですね。」意味不明の言葉に、

「ハァー? それ何のことですか?」と聞き返した。

「貴方は上級職採用(大卒)、3年経ったら、本庁に帰れるんですよ。私は、今年帰えれると思ってたんですがダメ。もう4年目、ここの前は高鍋、その前は都城。宮崎を通り越し高鍋、そして高千穂ですよ。』

歓迎会の席で、しかも新人教育すべき立場の人が、自分の人事の不満をグダグダ???

『席を移りたいが、じっと耐えた。公務員を名乗る人への不信が増幅した。こんな人に仕えると思うと、気持ちが落ち込んだ。』

四つ目は、県庁で偉くなる人は、絶対しないこと。

組合の青年婦人部長を押し付けられ、断れなかった。

ある日、自治労(全日本自治団体労働組合)がストライキを表明。県職員組合も29分のスト決行。

赤い旗やのぼりに埋め尽くされた庭に、若い職員が集結。初めてマイクを握らされた。

五つ目。最初は寮に空きがなく、旅館に下宿。暫くして、息子は暴力団幹部との噂。寮が空くのを待って直ぐ移った。

六つ目。支庁内で職場結婚があり、1年で農地整備課に異動。課長は単身赴任、囲碁六段、麻雀もやられる。「If君、今日はどっちか?」17時頃になると、課長が言う決まり文句。お陰で碁は強くなった。

時間外は野球やバレー、休日には若い男女で山登りやハイキング、運動会、ダンスパーティー。夜神楽も

楽しんだ。

『高千穂に行く独身男性は、宮崎に帰る時は二人』と言われていたが、叶わなず、、、。

2年8か月で本庁に配属(工業開発課)、部長室で辞令交付の後、スト参加の訓告処分を受けた。

【面白くない記事なので、写真で笑って下さい。タイトル”どすこい”。提供、宇宙人M】

 

 

 

 

 

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