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置県140年に想う。

(閑散としていた皇子原公園。)

「県民の皆さん、元気ですかー!」

アントニオ猪木さんではないが、尋ねてみたい。

先日、宮日に置県140年を祝う特集記事が掲載された。

市町村長(N市を除く?)、本県を代表する企業や団体の長から「お祝いの言葉」が寄せられていた。

「宮崎の現状。抱える課題の大きさ、深刻さ、、。」

果たして「お祝い気分?で、140年を迎えていいのだろうか、、?」

宮崎の自治を統括するのが「宮崎県庁」。

「宮崎の命運」。「知事のリーダーシップと職員のやる気にかかっている」のは言うまでもない。

Ifは「公僕として、38年間奉職」させてもらった。

宮崎の140年の歴史の中で、38年、、。

「決して短い期間ではない」ことに気づかされ、「宮崎の現状に責任の一端」を感じた、、。

「宮崎の将来ビジョン」。「宮崎県総合長期計画」なるもの、企画部門で全体を取りまとめ、審議会で了承され、県議会でも承認されている。

大事なのは、計画策定のプロセス。「県民や団体からどの様な意見が寄せられ、議論がなされたのか?」である。

当時、庁内での議論は。企画部門から部長会議や連絡調整課長会議で、「県民福祉、経済、教育、環境など、今後県が目指すべき方向や各論の事業展開の骨子などは示される」が、議論する場ではなく、「承りました」との追認の場。

各課、各係では細目(例えば、中小企業振興対策の金融支援の在り方)の検討が委ねられるだけで、「県全体のビジョンに意見を述べる余地」など寸分もない。

即ち、多くの県庁職員は「一番大事な宮崎の将来目標について、意見も議論もしていない」。つまり「職員自らが、宮崎の将来について、問題意識を持って、県民の声に耳を傾けることはない」のである。

県を退職し、17年も経った今、こんな事を吐露してもどうにもならないが、、。

置県140年に当たり、K知事が「宮崎再生を加速する転換点。市町村、団体、県民の理解と協力をお願いします。」と決意を表明されるのであれば、先ず「県庁職員に、将来の宮崎はどうあるべきか?宮崎再生を加速するにはどうすればいいか?」について、「意見を聴いていただきたい」と思った。

「知事の元に、県庁職員が一丸となって取り組む姿を見せて、ついてこい」と私たち県民を鼓舞して欲しいのです。

「宮崎の再生を加速?」。少子高齢化の急激な進行に加え、若者の県外流失による深刻な労働力不足の現状を克服するには、従来の「目配り気配りの手法や施策」では達成不可能。既得権益にも踏み込んだ「思い切った変革。」「選択と集中」が不可欠だと思います。

「有言実行」。よろしくお願いします!

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