MENU

情報公開と守秘義務と公共の利益

この投稿、「深い訳」がある。

県庁で「何が、どの様に決められているのか?」県民は知らない。

県の仕事は”税金”で成り立っている。

県の仕事(公務員)で、一番悩ましいのは「情報公開と守秘義務と公共の利益。相対立する三つの判断。」

情報公開(公表)が大原則だが、議会、県民に対して「事実を公表した場合、公共の利益を著しく害したり、個人のプライバシーを侵害する問題」もある。

エコクリーン問題(浸出水調整池の破損)が勃発した時、私たち(平成17年度宮崎県環境整備公社役職員)が一番悩んだのはこの判断。

「公社の最高意思決定機関である理事会・評議員会に事実を報告し、決断を仰ぐべきか否か?」

浸出水調整池は「ごみ処理から発生する汚染水を溜める、エコクリーンで最も危険な施設」。

それが破損したのだから、「理事会などに報告、審議すべき重大案件である事は百も承知していた」。

しかし、私たちは「理事会に諮らず」、「建設業者・コンサルタント会社の資金協力を頂き」、「緊急補強工事を実施し」、「エコクリーンを開業、市町村と約束した期日に、ごみ処理を開始した」。

私たちの行為は、「公務員として不適正で」、「後日、何らかの処分を受ける事案」であることも「覚悟の上」だった。

それでも緊急補強工事を優先した理由は、

1 「県部長や関係市町村長が出席する理事会」に報告すれば、「当然、県や県議会に報告すべき」との結論になる。

2 そうなったら「浸出水調整池破損原因の調査」や、「抜本的補強工事の検討・設計」、そして「補強工事」が必要になる。

3 そうなったら「エコクリーンは、少なくとも2年間、閉鎖せざるを得ない」。

4 そうなったら宮崎、東諸、児湯の14市町村ごみ処理が出来なくなり、約50万人の市民生活はパニックに陥る。

5 病院、福祉施設、ホテル、二シタチもごみが溢れ、観光やスポーツキャンプどころではなくなる状況は、「何としても避けなければならない」。苦渋の決断だった。

以上が、私たちが判断根拠とした「公共の利益」である。

「この私たちの判断・行為の何処が?何故?、”背任”に当たる」のだろうか、、?

【ARE。やるべきことはせんと、後で大変な事になるよ!】

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次