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追憶8 捨て石

(捨て猫? 人間は身勝手、、。)

囲碁に「捨て石」と言う”高度な戦術”がある。

「盤上に打った石を捨てて(利用して)、陣地を広げたり、他の石を助ける」こと。

初級者は「石を取られたくないので必死に逃げる」が、高段者は「用済みの石は巧みに捨てる」。

この戦法が使えるようになると「囲碁観が変わり、格段に面白くなる」。

人間に例えれば「縁の下の力持ち」。

城に例えれば「石垣。それも地面に埋もれ見えないモノ」。とでも言うのか、、。

俺はどちらかと言えば「そんな”影の存在”」に憧れる。

「公務員は全体の奉仕者たれ」と初任者研修で教わった時、「県民への奉仕。いいな!どれだけやれるか分からんけどやろう!」と奮い立たせた。

38年間、21の職場。

事なかれ主義の上司。

危険を察知したら逃げる同僚、、。

「公務員の裏」を知り、愕然とした時は「狂った果実」でウサを晴らした。

1年で替わった職場が六つも。

これでは「全体の奉仕者を貫く」のは、スーパーマンでも無理。

中途半端な仕事を残して出ていくのも辛いが、「仕事の対象となった県民や一緒に仕事に携わった会社関係者や職員に”無礼千万”」なことだ。

ファンドを使って、Tさんと中小企業の再生支援をし、H専務の恩に報いたかった。

新しい地域福祉など事業団改革に職員と挑戦し、苦労と喜びを分かち合いたかった。

エコクリーンの抜本的工事までやって、住民に謝罪し、ケジメをつけたかった。

「職員は、もちっと大事に扱わんといかん!」

知事は「そこら辺が分かる人になってもらわんと県民が困る!」

「処分覚悟で宮崎の大ピンチを救ったのに」後から来た人から「用なしと捨てられる」どころか、「背任(自己利益のために公社に損害を与えた)の罪を負わされる」とは思わんかった、、。

人生。何処で、ドンゲなるか? マコチ分からん!

今思えば「あれは起死回生の捨て石」。

俺の人生を救ってくれた! (^^♪

【B&T。二股はいかん!】

 

 

 

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