母から解放された男子寮の4年間は、別世界。衝撃の連続だった。
先ず、”ストーム”。
真夜中。「起きろ、起きんか」の怒鳴り声に飛び起きた。
酔っぱらった4~5人の男が、どかどか上がり込み、「正座!出身と学校名を言え!」
名乗ると、一升瓶で酒を飲まされ、おでんや焼きそばを突っ込むと、嵐は去る。
3・4年生の特権。月に2~3回、真冬にグランドを走らされたこともあった。
二番は汚たねー話でスンマセン!
『ショボショボ変な音? 雨かなと窓を開け、見上げたら、2階からションベン。』
洗濯や布団を干したら大変。
三番も信じられない話。
4年は個室。夏休み、2週間くらい家で過ごし、寮に帰った。
ドアを開けたら、大きな犬が飛び出てきて、腰が抜けそうになった。
部屋に入って、ビックリ仰天!
押入れの布団に、子犬が3匹生まれていた。
四番が正月、由布岳で遭難しかけたこと。
五番が『ジョニーの子守歌』との出会い。
ロキシー(映画館)から爽やかなメロディー、思わず立ち止まった。
「束の間の寂しさをうずめるために、君の歌声を、、、♪♪♪」
あれから50数年、今も大好きな曲だ。
それから、コンパ、囲碁、麻雀、、、。鮮明に残るのは遊びばかり、フフフ。
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