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家族のきずな

月一回の母との面会。

「コロナが減ってきたから、中でどうぞ」と、

玄関から入り、廊下で、椅子に座りゆっくり話ができた。

インフルエンザなど流行したら、再び窓越しの対面にせざるをえないとのこと。

施設の管理者やヘルパーさんは毎日、神経をすり減らしながら、お世話して頂き、感謝しかない。

お陰で1年3か月。表情も穏やかで、元気に過ごしてくれている様子。

「いてとこはねし、食事も美味しいし、まだ死ぬごたねごたる。あなたたちにはすまんけんどん、まちっと面倒かけるもんね。」と笑う。

「結婚50年を迎えたことを報告する」と、喜んでいた。

父と母には、これまで、どれだけ苦労を掛けた事か、、。

どういう事はない約20分くらいの会話だが、こう言う状況になった時「家族のきずな」と言うモノを感じるものかも知れない、、。

 

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