Iさんは同じ大塚台のマンションに住んでいる。
奥さんと朝の散歩が日課だ。
去年の事だが、朝ラジオ体操に行く時、
「おはようございます」。大きな声がした。
Iさん夫婦が30メートル後ろから、笑って手を振られていた。
「たまっていたエコクリーンの胸のツカエ」がいっぺんに消えた、、。
我が家もそうだったがIさんもKさん家族も、大変な苦痛を共に耐えられた、、。
そのことがずーっと心に重くのしかかっていた、、。
奥さんの笑顔を見て「ホントに嬉しかった。ホットした」と思った。と同時に、
「If?あの時、もう一人の弱い自分に負け、Iさんたちを見捨てて逃げていたら、、?」との思いがよぎり、
「ゾッとし、背筋が寒くなった」ことを、今でもはっきり覚えている。
Ifも人間。あの時、逃げられるものなら逃げたかった、、。
人生、一瞬先は闇、、。
コメント